パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するフランス代表FWウスマン・デンベレが、負傷に見舞われた。

 リーグ・アン第34節(最終節)が17日に行われ、パリ・サンジェルマンは敵地でパリFCと対戦した。
PSGにとっては、13日に行われた第29節延期分のRCランス戦を2-0で制したことで、通算14度目のリーグ・アン優勝、そしてクラブ史上初のリーグ・アン5連覇を決めた中で迎えた、最終節のダービーマッチだった。

 試合は後半に入った立ち上がりの50分、ボックス左へ走り込んだスペイン代表MFファビアン・ルイスからの折り返しをフランス代表FWブラッドリー・バルコラが押し込み、PSGが先手を取る。だが、76分、そして後半アディショナルタイムに同FWアリマミー・ゴリーに連続ゴールを許し、1-2でタイムアップ。PSGは今季のリーグ・アン最終節を黒星で終えていた。

 だが、PSGにとって痛かったのは結果の面ではない。同試合の27分、デンベレがポルトガル代表FWゴンサロ・ラモスとの交代でピッチを後にしたのだ。交代の直前などに接触などのアクシデントはなかったが、前半の早い時間帯での交代ということもあり、アクシデントによるものとの見方が強かった。

 フランスメディア『RMCスポーツ』などの現地報道によると、この交代は予防措置を目的としたものだったという。デンベレは同試合の前に筋肉の張りを感じていたものの、プレーには影響があるレベルではないと判断され、先発出場を果たしていた。同試合、PSGは優勝決定後の試合にもかかわらず、デンベレを筆頭に多くの主力選手がピッチに立ったが、今月30日に控えたチャンピオンズリーグ(CL)決勝のアーセナル戦まで約2週間の間隔が空くことを受けて、プレータイムの確保を目的としていたようだ。

 デンベレは30分弱でピッチを後にしたものの、試合後にPSGのルイス・エンリケ監督は「明日まで待たなければならないが、決して複雑な問題ではないと思う。アーセナルとの決勝まではまだ2週間あるのだから、どうなるか見てみよう。
いずれにせよ、明日になれば分かることだ」と話しており、最悪の事態は免れた模様だ。『RMCスポーツ』も、約1週間程度の休養を経て、再びグラウンドに戻ってくる見込みだと伝えている。

 今シーズン、デンベレは筋肉系トラブルに見舞われる回数も少なくはなかったが、現時点で公式戦通算39試合出場19ゴール11アシストをマークするなど、PSGの“10番”として攻撃陣を牽引。リーグ・アンでは22試合の出場で10ゴール7アシストを記録し、PSGの5連覇に貢献。CLでも、ここまで12試合のピッチに立って7ゴールを挙げており、決勝進出の原動力と呼べる活躍を見せている。

 また、デンベレについては今月14日、フランスサッカー連盟(FFF)が発表したFIFAワールドカップ2026に臨むフランス代表メンバーの26名にも名を連ねていた。同大会を前に負傷に見舞われた形ではあるが、大会を欠場するようなケガではないと見られる。


【ハイライト動画】PSGは最終節のダービーマッチで逆転負け



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