公益社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)は26日、アビスパ福岡に対する懲罰を発表した。

 福岡は今年1月5日、金明輝前監督との契約を双方合意の上で解消することを発表した。
発表日は明治安田J1百年構想リーグに向けた2026シーズンの始動日だったが、コンプライアンスに抵触する行為が確認されたため、契約更新から約1カ月半後という異例のタイミングでの電撃退任となっていた。

 今回、Jリーグは福岡の金前監督体制時の件について、裁定委員会に諮問した結果の懲罰を発表。金前監督がスタッフに対して行ったハラスメントに該当する行為について、福岡は本件各行為を防止した上で、該当する行為があれば早期に発見し、是正するために必要な体制を整備しておらず、内部統制上の不備が認められたと報告。Jリーグの社会的信用を毀損したと指摘している。

 懲罰内容は罰金100万円と、けん責(始末書をとり、将来を戒める)の2点。Jリーグは懲罰量定に際し参考とした複数の事情も公開。「従前から存在していた通報窓口の再周知や新たな再発防止措置を具体的に検討しており、一部を既に実施している」点はプラスに考慮されつつも、次の3点については、問題点として指摘された形となる。

「一方で、各種ハラスメント研修の実施等、暴言やハラスメント行為を未然に防止するために必要な知見を習得する機会の提供が不十分であった」

「また、2025年7月の経営体制の変更以降、従前実施していた試合前のミーティングに役員が参加する等の取組を行わず、経営陣による前監督に対する牽制を怠っていた」

「強化部長による報告以外のレポーティングライン(各種通報窓口、強化部長による報告基準の策定等)の整備を怠っていた」

 同時に、Jリーグは福岡に対して、同種事案の再発防止を期すために必要な措置の実施も依頼したという。
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