キリンチャレンジカップ2026が31日に行われ、日本代表が87分の小川航基の得点でアイスランド代表に1-0で勝利した。

 小川の得点は改定された新ルールの一つである、「交代選手はボード掲出から10秒以内にピッチから出ないと、投入選手がピッチに入ることが止められ、プレー再開から1分以上経過した後、最初に試合が止まったタイミングにならないとピッチに入れない。
その間はピッチ上の人数が少なくなる」がアイスランドの選手交代時に適用され、日本が数的有利の状況時に決勝点が決まった形となった。

 試合後、アイスランドのアルナル・グンラウグソン監督は、「私はこの新しいルールの施行は知っていたし、失点したことへの言い訳になってしまいます」と前置きした上で、「このルールは好きではない」と断言。試合結果に直結したことよりも、“一人のサッカーファンとして”、「片方のチームが1人少ないと、10分間くらいは低い位置でのブロックを組むサッカーになってしまいます。片方のチームが常に1人多く、相手チームを押し下げる。これはアイスランドだろうと、バルセロナであろうと関係ありません」と好きではないという理由を説明。さらに、「ファンは片方のチームが1分間、1人少ない状態になり、そこから10分間ボールを保持されるような状況は見たくないと思います。それはフットボールではない。誤って頭部を負傷してしまったケースもあります。その場合の1人少ない状態になり、2、3分待たなければなりませんでした。それが正しいやり方だとは思っていません」と、負傷した選手が治療後にピッチ外へ出た場合も、戻る際に1分待たないといけないルールができたことも含めて、苦言を呈している。

 グンラウグソン監督はもちろん「試合をスピードアップするためにできたルールであることは理解しています」と考えへの理解は示しつつ、「もっと多くの方法があると思います」とルールについての疑問があるとする。また、運用面についても「いわゆる“初期段階”の問題だったと思います。
審判を責めるつもりはありませんが、常識的な範囲内ということよりも少し新しいルールにこだわりすぎているように感じました」と、新たなルールの運用であるため、厳密に適用したのだろうとの見解を示している。

 一方、森保一監督は「我々は新ルールについて、痛手にはなりませんでしたが、ゴールキックのときにみんなが構えていない、準備ができておらずにロングキックを蹴らないといけないこともありました。(主審の)カウントダウンの中、どういった時間選択をするか、もっと準備しないといけないと感じました」と、ゴールキックやスローインについて、故意に時間稼ぎしていると判断された場合に5秒カウントダウンが適用されるルールについての課題があったと言及。

 加えて、「早くやること自体はメリットだと感じています。相手もキツいなか、そこでひと踏ん張りできるのは日本人が長けていると思っています。選手たちの新ルール対応は問題なく遂行してくれたと思っています。アイスランドは得点時に一人少なかったですが、ああいったことが交代時やけがからピッチに戻れるまで、すぐタイミング良く戻れなくなるので気を付けて。防げるものは、交代時などで相手にチャンスにならないよう、新ルールの中で自分たちが対応しないといけないと思っています」と、新ルールは広くとらえると日本人の特性的にも他国と比較すれば利があるとコメントしている。


【動画】相手の隙をついた小川航基の決勝ヘッド!…

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