イランはアメリカがイラン代表サッカーチームの重要なスタッフへのビザ発給を拒否したと非難した。6日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。


 イラン代表はW杯のグループステージ3試合をすべてアメリカで戦う予定となっているものの、アメリカ・イスラエルの大規模軍事作戦によって攻撃を受けたことで、W杯参加をめぐって議論が続いた中で予定通りにW杯に参加するものとなっている。

 そうしたなか、アメリカ当局は5日にイラン代表の全選手と必要なサポートスタッフにビザを発給したことを発表しつつ、イランが「この制度を悪用して、偽りの口実でテロリストをアメリカに潜入させることは許されない」ことも主張した。

 しかし、イラン国営メディアによると、サッカー連盟会長、副会長、メディアディレクターを含む15人の政府関係者がアメリカへの入国を拒否された模様で、在トルコ・イラン大使館はアメリカが、経営陣や幹部スタッフの大部分および技術顧問へのビザ発給を拒否したことは、スポーツへの政治的な干渉だと非難している。

 また、発給されたビザはイラン代表チームが試合当日にアメリカに入国し、同日中に出国しなければならない条件になっており、イランのメキシコ大使はアメリカの発表を隠蔽工作だと非難しながら、「イラン代表チームに対する意図的かつ差別的な扱いは、今や最高レベルに達した」と声明を発表している。

 開催国が戦争状態にある国の代表チームを迎えるのは、W杯史上初めてのことになっているなか、イラン大使館関係者はFIFA(国際サッカー連盟)に介入を求めているようだが、果たして問題は解決されるのだろうか。
編集部おすすめ