◆米大リーグ レッズ―ドジャース(30日、米オハイオ州シンシナティ=グレートアメリカンボールパーク)
ドジャース・大谷翔平投手(31)が30日(日本時間31日)、敵地・レッズ戦に「2番・投手」でスタメン出場し、「脚のけいれん」で降板後の4打席目は三邪飛に倒れて11打席連続無安打となった。投手では今季最長で最多の4回途中51球を投げたが緊急降板となり、5安打2失点、4奪三振2四球で勝敗はつかなかった。
レッズ先発はニック・マルティネス投手(34)。18~20年に日本ハム、21年にソフトバンクでプレーした右腕だ。昨季メジャー自己最多10勝を挙げ、今季も試合前の時点でキャリアハイペースの9勝(9敗)。昨季まで4打数無安打に抑え込まれていた日本ハム対決の初回1死の1打席目は一ゴロ、4回先頭の2打席目は二ゴロに打ち取られ、自身の降板後の6回先頭の3打席目も見逃し三振に倒れた。
投げては1回裏、先頭の昨季同僚だったラックスに初球の直球をはじき返されて左翼線へ二塁打。いきなり得点圏に走者を置くと、続くマクレーンからは101・0マイル(約162・5キロ)をマークするなどギアを上げて空振り三振を奪ったが、1死二塁でデラクルスに中前適時打を許して先取点を献上した。
2回は2安打を許して2死一、二塁のピンチを迎えたが、ラックスを二ゴロ。3回は1死からデラクルス、ヘイズと2者連続初球で打ち取るなど、たった8球で3者凡退に抑えた。2回までは直球とスライダー(スイーパー)の2球種のみだったが、3回からはスプリット、ツーシームも交ぜた。4回は内野安打と四球に2暴投で無死一、三塁となって、6球連続ボールでスティアに2ボールとなったところでロバーツ監督とトレーナーがマウンドに向かって脚のけいれんのため緊急降板。今季初めて4回のマウンドに立ち、最多の51球を投げたが、5安打2失点、4奪三振2四球だった。
19~23日(同20~24日)に自身初の5戦連続本塁打を放つなど、28日(同29日)の敵地・レッズ戦までは今季自己最長の9戦連続安打をマークしていたが、前日29日(同30日)は4打席連続三振を喫するなど5打数無安打に終わった。