◆米大リーグ レイズ―ドジャース(3日、米フロリダ州タンパ=スタインブレナー・フィールド)

 ドジャース・大谷翔平投手(31)が3日(日本時間4日)、敵地・レイズ戦に「1番・指名打者」でスタメンに名を連ねた。試合前にロバーツ監督が取材に応じ、7戦ぶりに1番を託した大谷について、「彼は危険な存在です。

本塁打を打たなくても、一塁に出て盗塁できる。そして彼は、ピッチャーや守備陣に多大な注意とプレッシャーを与えます。そういうことは、他の多くの1番打者ではなかなか得られません。彼が9回のうちに1打席でも多く回ってくる可能性があるというのは、大きな価値があります」と期待を込めた。

 今季は開幕から1番打者で主に出場していたが、20日(同21日)の本拠地ブルワーズ戦からはベッツ1番、大谷2番が定着。ベッツが欠場した際に再び1番に復帰したが、27日(同28日)のRソックス戦以降は再び2番を任されていた。今後は大谷を1番固定するのかを問われると、「わかりません。短期的にも長期的にも、何がベストか模索しているところです。マンシーももうすぐ戻ってくるし、ウィルは捕手だから毎日出られない。いろいろと考えながら調整している。今日はテオを外して、これがベストなラインナップだと判断しました」と話した。

 チームは直近5戦で計61三振。

大谷もチーム111試合で135三振と、自己ワーストとなる21年の189三振を上回る年197三振ペースとなっている。2日(同3日)のレイズ戦の後に、指揮官は「正確にいつからかはわかりませんが、ここ2~4週間くらいで顕著。とにかく、ボールにバットを当てて、何かを起こさないと。改善が必要」と苦言を呈していた。

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