第107回全国高校野球選手権大会(甲子園)で、5日の開幕試合を戦う2校を決めるオンライン抽選会が1日に行われ、創成館(長崎)と小松大谷(石川)の対戦に決まった。

 暑さ対策として、今大会は初めて開会式を午後4時に実施し、初日は午後5時30分からの1試合のみ。

3日が抽選会で開幕が5日と間隔が短いため、選手の調整や応援団の旅程などに配慮し、全体の抽選に先がけて開幕カードを決めた。

 オンライン抽選では、開幕試合の一塁側、三塁側ベンチを示す「1A」「1B」と記された2枚の紙と、47枚の白紙が封筒に入れられた。それが1番から49番までの数字が付された壁にかけられ、入場行進順に北北海道の代表校の主将から選択。小松大谷の田西称(たさい・とな)主将(3年)が21番目で「1B」を引き、残り6通の状況で44番目の創成館・下川輝主将(3年)が「1A」を引いて、その時点で抽選会は終了した。

 かつて、コロナ禍でオンライン抽選になったことはあったが、1試合だけを決めるオンライン抽選は異例。3年連続出場の創成館と、2年連続の小松大谷という甲子園慣れした両校が、史上初のナイター開幕戦で火花を散らす。

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