◆米大リーグ レイズ―ドジャース(1日、米フロリダ州タンパ=スタインブレナーフィールド)
ドジャースのC・カーショー投手(37)が1日(日本時間2日)、敵地・レイズ戦に先発し、6回5安打無失点と好投。今季5勝目、現役選手ではM・シャーザー(ブルージェイズ)に並んで2位タイとなる通算217勝目の権利を持って降板した。
初回にフリーマンの2点二塁打で援護をもらったカーショーは2回。先頭からの連打で無死一、二塁のピンチを招いたが、最後は2死二、三塁から9番・フォーテスをスライダーで空振り三振。3回は2死から安打と暴投で二塁に走者を背負ったが、4番・カミネロを89・2マイル(約143・6キロ)直球で投ゴロに仕留めた。責任投球回である5回をわずか66球で投げ切ると、5点リードの6回は味方の失策などで2死一、三塁とされたが、6番・デルーカをスライダーで中飛に打ち取った。
レイズの本拠地・トロピカーナフィールドは昨年10月にハリケーンの被害を受け、今季は使用不能。ヤンキースのキャンプ施設であるスタインブレナーフィールドを代理の本拠地として使用している。普段のMLB公式戦では使用しない球場での登板。加えて高温多湿のタンパということもあり、ベンチ内ではミストシャワーで涼む選手の姿もあった。そんな“悪条件”を苦にせず、再三のピンチでレジェンド左腕が真価を発揮した。
ドジャース一筋18年目のカーショーは今季、7月2日(同3日)の本拠地・Wソックス戦で史上20人目の通算3000奪三振を達成。しかし、開幕4連勝から一転、7月は4試合で0勝2敗、防御率4・71と苦しんでいた。