◆JERA セ・リーグ 巨人4―7DeNA(2日・東京ドーム)
DeNA・ビシエドは、185センチ、108キロの巨体を揺らし、余裕たっぷりで二塁に到達した。初回、2点を先制し、なお2死三塁、グリフィンの直球を左中間に運ぶ二塁打だ。
「6番・一塁」で初スタメン。7回にも二塁打を放ち2安打1打点で期待に応えた。チームは3試合連続の2ケタ安打で3連勝。2位浮上に貢献した36歳に、三浦監督は「ベンチもすごく盛り上がっていた。一体感が増した」と絶賛した。
9年間過ごした中日を昨季限りで退団し、今季はメキシカンリーグでプレーした。中日時代の元同僚・京田もおり、早くも新天地に溶け込んでいる。「本当に雰囲気が素晴らしい。いい人たちがそろっている」と感謝する。首位打者に輝いた経験を持つ「ハマのタンケ(スペイン語で戦車)」が、シーズン終盤の切り札になる。