◆パ・リーグ 日本ハム7―1オリックス(2日・京セラドーム大阪)
日本ハムの郡司裕也捕手(27)が“ラムネパワー”で勝利を演出した。2日のオリックス戦(京セラD)に「5番・捕手」で先発出場し、6回の6号ソロを含む2安打2打点。
郡司らしい美しいアーチが左翼最前列に着弾した。3―1の6回1死、山崎から7月5日の楽天戦(エスコン)以来、約1か月ぶりの6号ソロ。「エラーはなかったことにしてください。僕は悪いことは都合よく忘れるタイプなので、ホームラン打ってプラマイゼロ」。5回、捕ゴロを失策したミスを帳消しにする一発に納得の表情を浮かべた。
ラムネパワーで勝利を演出した。この日は、2試合連続スタメンマスクで5人の投手を好リード。2安打2打点と攻守で躍動した。「(オリックス)若月さんがベンチでラムネを食べているという記事を見て、糖分をとって、頭の回転を緩めず、脳疲労しないように」。
新庄監督もラムネに興味津々だ。「ホームランを打った後にベンチでラムネを食べていたから。甘くておいしいからかな。口臭予防かなと思って聞いてみた」と本人を直撃。まっとうな理由を知り「さすがです。あしたからベンチ、ラムネだらけ」と笑いをとった。
前日は約7時間のドタバタ移動の末にサヨナラ負け。「昨日はなかなか寝付けなくて。夜中にホームラン打たれて目が覚めた」と疲労も残る中での一戦を、ラムネ効果で乗り切った。