◆米大リーグ ナショナルズ―ブルワーズ(2日、米ワシントンDC=ナショナルズパーク)
ナショナルズの小笠原慎之介投手(27)が2日(日本時間3日)、本拠地・ブルワーズ戦でメジャー3試合目の登板で初めてリリーフ登板し、3回0/3で60球を投げて5安打2失点、2奪三振だった。2併殺を奪うなど、最初の3イニングは無失点で抑えていたが、4イニング目に先頭から3連打を浴びてマウンドを降りた。
2―5の3点ビハインドで5回から2番手で登板した小笠原。先頭のイエリチに四球を与えたが、続くコリンズは中飛。パーキンスを投ゴロ併殺打に打ち取った。
2イニング目の6回は先頭のチュラングに右前安打。シーグラーは左飛に打ち取ったが、オルティスの打ち取った当たりを三塁手が失策し1死一、二塁のピンチを迎えた。それでもロックリッジから直球で見逃し三振を奪うと、コントレラスも中飛に打ち取って無失点で切り抜けた。
3イニング目の7回は、6回裏にカイロ監督代行が審判団への抗議で退場になった中でマウンドに上がった。先頭のボーンには中前安打を許したが、続く18年MVPのイエリチからは外角低めのスライダーで見逃し三振。コリンズを遊ゴロ併殺打に打ち取った。
4イニング目の8回も続投。先頭のパーキンスに左翼線の二塁打を浴びて、4イニング連続で先頭打者の出塁を許した。
小笠原は中日からポスティングシステムでナショナルズと2年総額350万ドル(約5億4300万円=契約当時のレート)で契約もオープン戦では、5試合、計12回で1勝3敗、防御率11・25と結果を残せずに開幕はマイナースタートとなった。7月6日(同7日)の本拠地・レッドソックス戦、同12日(同13日)の敵地・ブルワーズ戦で先発するも白星はつかめず、2登板で0勝1敗、防御率9・45で再びマイナーに降格。それでも1日(同2日)に再昇格してブルペン待機となっていた。