第107回全国高校野球選手権大会(5日開幕・甲子園)の本抽選会が3日、全49校の選手、関係者が集まり大阪市内で行われ、3回戦までの組み合わせが決まった。

 最速158キロを誇る石垣元気投手(3年)を擁し、優勝候補に挙がる健大高崎(群馬)は、2回戦の第8日第1試合で、昨夏の優勝校・京都国際と対戦する。

 京都国際のエースは、昨夏の優勝に貢献した好投手・西村一毅(3年)。青柳博文監督(53)は「非常に強い相手。出来れば、初戦ではやりたくなかった。3―2とか2―1という試合になると思う。投手を総動員して守り抜きたい」と語った。

 過去、群馬勢の京都勢との甲子園対戦成績は、通算2勝12敗(センバツ2勝3敗、選手権0勝9敗)。勝ったのは50年春の桐生、65年春の東農大二だけで、春夏通算7連敗中。京都国際にも、21年2回戦で前橋育英が0ー1で黒星。

 また、夏連覇挑戦校と対戦した群馬勢は、32年高崎商が2回戦で中京商に0ー5、83年太田工が1回戦で池田に1ー8と、2戦2敗。圧倒的に相性が悪い。健大高崎は京都勢、夏連覇挑戦校との対戦は初めてだが、県勢60年ぶり、夏は初の京都勢撃破で、京都国際の夏連覇を阻止できるか。

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