第107回全国高校野球選手権大会(5日開幕・甲子園)の本抽選会が3日、全49校の選手、関係者が集まり大阪市内で行われ、3回戦までの組み合わせが決まった。
最速147キロ左腕・吉川陽大や、最速146キロの2年生右腕・梶井湊斗など充実の投手陣を擁する仙台育英は、第2日第1試合で鳥取城北と対戦する。
主将の佐々木義恭(3年)は「戦ったことはない。投手がいいと聞いている」と、相手の投手力を警戒する。「ロースコアになると思うので、終盤で勝負強い攻撃、隙のない走塁で1点をもぎ取りたい。コーチャーなどとも確認しながら、コンマ1秒の判断、リードの1歩を意識していきたい」と語った。準優勝の23年夏以来となる2年ぶりの聖地。試合開始時刻は8時と早朝からの準備が求められるが、「(宮城大会も)4時過ぎに起きる生活だったので」と不安はなし。「延長戦のように大会に入れるのはいいスタートが切れる要因」と前向きだ。