◆JERA セ・リーグ 巨人4×―3DeNA(3日・東京ドーム)

 巨人のライデル・マルティネス投手が2試合連続でセーブに失敗した。両リーグトップ31セーブ目をかけて1点リードの9回に登場したが、1死から宮崎に左翼席への同点ソロを被弾。

その後も1死三塁のピンチを招いたがここは踏みとどまり、直後にチームがサヨナラ勝ち。結果的に3勝目をマークした。

 マルティネスは前回7月31日の中日戦でも6―4の9回に同点2ランを被弾。これが今季浴びた3本目のアーチとなった。中日時代に抑えに転向し、クローザーを務めるようになってからはシーズン最多被本塁打が2だった右腕。「いつも通り、3つアウトを取るってことにフォーカスして投げたけど…」と表情を曇らせ「そのあとはとにかく、勝ち越されないようにって思いで投げていました」と明かした。

 休養日を挟んで始まる9連戦に向けては「しっかり気持ちを切り替えて臨むことが一つ大事。あとは、いいところ、悪いところをしっかりもう一回見つめ直して。もう少し良かった時のピッチングなんかを見ながら分析して臨みたいと思います」と守護神。杉内俊哉投手チーフコーチも「1点差、調子のいい宮崎君ですからね。甘い失投だった」と冷静に振り返りつつ「大丈夫です、やってくれるでしょう次は」とフル回転を続ける助っ人への揺るぎない信頼を口にした。

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