◆パ・リーグ 楽天―オリックス(4日・楽天モバイルパーク)

 オリックス・田嶋大樹投手が4日、「塩分パワー」で5日の楽天戦(楽天モバイルパーク)に臨むことを予告した。今季、同カードは3試合で2勝0敗、防御率1・45と好相性ぶりを発揮。

7月16日の前回対戦(京セラドーム大阪)では、6安打7奪三振で完封勝利をマークしているが「もう終わったこと。完封したどうのこうのは関係ないので、あすしっかり行けたら」と、あくまでも自然体で打者と勝負する。

 「最近、改めて大切だと思ったのが、塩分補給」。午後6時開始ながらも30度超えが予想されるマウンドに向け、口に入れるものを工夫。大阪・舞洲で投手練習に参加した登板前日の4日は、スポーツドリンクをペットボトル2本分以上飲み、炭水化物、タンパク質も摂取することを明かした。そして、5日は塩分の含まれたアメや経口補水液をうまく利用しながら、高パフォーマンスにつなげる構え。「シーズンが終わった時に少しでも成長できたと思えるような取り組みを」とグラウンド外でも最善を尽くし、真夏の仙台を攻略する。

 チームは首位・ソフトバンクに8・5ゲーム差まで離され、この日の勝敗次第では自力優勝の可能性が消滅する危機に直面。2連敗ストップへ、3日に29歳の誕生日を迎えたばかりの左腕にかかる期待は大きい。「僕は選手なので、託された、任せられたところでしっかり腕を振って。先発の仕事を全うできれば」。目先のことに集中し、仕切り直しの1勝をもたらす。

(南部 俊太)

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