◆米大リーグ カブス2―3レッズ(4日、米イリノイ州シカゴ=リグレーフィールド)
カブス・鈴木誠也外野手(30)が4日(日本時間5日)、本拠地・レッズ戦に「3番・DH」で先発出場。3打数無安打1四球で2試合ぶりのノーヒットに終わり、7月18日(同19日)の敵地・レッドソックス戦以来の一発は生まれず、今季最長をまた更新する15試合ノーアーチとなった。
一発が出れば同点という1点を追う9回先頭の第4打席はフルカウントからの7球目、右腕・パガンの96・8マイル(約155・8キロ)直球で空振り三振に倒れ、リグレーフィールドはため息に包まれた。
Rソックス戦で26号を放って以降、15試合で計52打数6安打の打率1割1分5厘、2打点と絶不調。7月18日(同19日)終了時点で2割6分5厘あった打率は2割4分7厘まで低下した。前日3日(同4日)の本拠地・オリオールズ戦の試合前には今永昇太投手(31)、オリオールズ・菅野智之投手(35)らと“日本人交流”で気分転換。試合では2安打をマークし、日本人選手6人目のメジャー通算500安打に到達するなど復調の兆しを見せていたが、勢いは持続しなかった。
渡米4年目の今季、鈴木はポジションの兼ね合いでオールスター初選出を逃したが、前半戦だけで自己最多を更新する25本塁打、77打点を記録。球宴前の25発&75打点は01年のS・ソーサ以来、球団24年ぶりの快挙だったが、後半戦に入って当たりが止まっている。82打点はリーグ4位だが、トップのシュワバー(フィリーズ)には12差をつけられた。