巨人の阿部慎之助監督が5日、2027年から導入が決まったセ・リーグのDH制を歓迎した。

 ヤクルト戦(東京ドーム)の試合前練習で報道陣に対応。

「日本もね、いよいよ野球が少し変わるのかなと。セ・リーグが。もちろんピッチャーが(打席に)入って、そういう駆け引きだったりとかというのも、もちろんそれも醍醐(だいご)味の一つなんだけれども、それもなくなって。だけど僕はすごくいいことだと思いますね」と見解を示した。

 また、「ドラフトも取り方とかが変わってくるんじゃないですか?」と指摘。「守備はからっきしだけど、バッティングはめちゃくちゃいいっていう子もいるだろうから。やっぱりセ・リーグは守れないと出られないというのが基本だけど、(守備に)多少目をつぶってでもバッティングがね、打撃に優れている子を指名したりもできるようになるかもしれないので。いろんな面で変わってくると思いますよ」と、大きな転換点を迎えることを示唆した。

 DH制のメリットとして、守備の負担が軽減されれば、ベテラン打者の寿命も延びることも指摘されている。これについては「選手の寿命も延びるんじゃないですか、若干。だってDHだったら(自分も現役で)まだやりたかったなと思うもんね」と自身の経験も踏まえて語った。

編集部おすすめ