第107回全国高校野球選手権大会の開会式が5日、甲子園で、暑さ対策の一環として史上初めて午後4時開始で行われた。現地の気温は33度とまだ暑さの残る中での開会式となった。
その後、午後5時30分から創成館(長崎)と小松大谷(石川)による開幕戦を実施する。
今大会から、暑さ対策として午前の部と夕方の部に分けて試合を行う「2部制」を第1~6日の6日間に拡大。午前の部の第2試合は、午後1時30分を過ぎた場合、新たなイニングには入らず、同45分で打ち切り、夕方の部は午後10時を過ぎて新たなイニングに入らない。どちらも続きを後日に行う「継続試合」とする。午後10時以降は鳴り物を使った応援を禁止する。
また、これまで原則7分間だった試合前のノック時間を5分間に短縮。行わないことも可能だ。5回終了時のクーリングタイムは2分短縮し、8分となった。
酷暑から高校球児を守る様々な施策が行われながら、107回目の選手権大会が幕を開けた。