◆JERA セ・リーグ 巨人―ヤクルト(5日・東京ドーム)

 巨人は戸郷翔征投手が、4勝目を目指して中5日でカード頭に先発。初回と3回に1点ずつを奪われ、5回まで3安打2失点。

打線は4回にキャベッジ外野手の12号ソロ本塁打で1点を返したが、ヤクルトの先発・ランバート投手に5回まで2安打1得点と抑えられている。

 戸郷は初回2死から内山壮真捕手に左翼線二塁打。けがから復帰し好調の4番・村上宗隆内野手に右中間を破る適時二塁打を打たれ、1点を先取された。

 巨人は2回、先頭のキャベッジ外野手が左中間二塁打、岸田行倫捕手は四球を選び無死一、二塁。7月17日以来、後半戦初スタメンの坂本勇人内野手は初球を打って左飛。この当たりで二塁走者・キャベッジが二塁に戻れず併殺。2死一塁からリチャード内野手の四球で一、二塁としたが、門脇誠内野手は二ゴロに終わり、無死一、二塁の好機を生かせなかった。

 戸郷が3回に追加点を許した。1番からの打順で岩田幸宏外野手に四球を与え、送りバントで1死二塁。内山壮真捕手にストレートを左越え安打され、2点目を許した。

 巨人が4回に1点を返した。先頭のキャベッジが、ランバートの初球をとらえ、右翼スタンドに飛び込む12号ソロ本塁打。

2回に痛い走塁ミスの4番の一発で1点差に迫った。

 戸郷は4回を3者凡退、5回は2死から四球を出したが、後続を抑えた。戸郷の投球について、内海哲也投手コーチは「変化球を操れていない。自分を信じてゾーン内でどんどん勝負してほしい。打たれる事を恐れず、攻めのピッチングをしてほしい」と話した。

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