昨年8月にコロンビアで開催された「第6回WBSC U15 ワールドカップ」で大会初優勝を果たした侍ジャパンU15日本代表がスポーツ庁より文部科学大臣顕彰を受賞し、同代表を指揮する井端弘和監督が5日、都内のホテルで開かれた表彰式に出席した。

 昨夏の偉業を振り返り「非常にうれしいです。

ああいう思いはなかなかできない。(選手は)親と離れての2週間とかはあまりないと思うので、いい勉強になったのかなと思います」と異国でのグラウンド内外での経験が選手の成長にプラスになったと強調した。

 また、昨年のU15メンバーが進学した高校で活躍していることもあり「半分ぐらいが1年生から(進学先の高校で)メンバーに入っていて、ちょっとびっくりしました。まして甲子園に出ている選手もいて。自分の中でも『それは優勝するだろう』という、改めてすごいメンバーだったと思います」と優勝は必然だったとの思いも明かした。

 日本高野連が来年の公式戦、プロ野球ではセ・リーグが27年シーズンから指名打者(DH)制を採用すると発表。井端監督は高校野球については「大谷ルールも採用されると思うので問題ないのかなと思います。試合に出られる選手が1人でも多くなり(投打)両方いけるという選手も出られる。非常にいいことかと思います」と評価。セ・リーグについては「27年からということは今年のドラフトから、ちょっと変えていかないと。今まではDH枠がなかったので」と今秋のドラフト会議におけるセ各球団の戦略に目を向けた。

編集部おすすめ