50年に初の完全試合を達成した藤本英雄。当時の番号は「17」だったが、入団から2年間は「35」だった。
投手として最も長く「35」をつけたのは広陵高3年の2003年センバツで全国制覇し、同年ドラフト2巡目指名で入団した西村健太朗の9年間。「23」を3年、「30」を3年つけたあと10年から「35」に。2度も数字が大きくなるのは、結果が残せなかった証しともいえ「この悔しさを晴らしたい」と語っていたが、西村は「35」を自分のものにした。
先発、中継ぎ、抑えとチーム事情によって登板を続けた。13年は守護神として両リーグ最多の71試合登板を果たし、球団記録の42セーブをマーク。自身初のタイトルとなる最多セーブを獲得した。