◆第107回全国高校野球選手権大会第1日 ▽1回戦 創成館3―1小松大谷(5日・甲子園)
“ミスター流”の激励も通じなかった。甲子園への出発時、同校の多田眞理事長が「勝つ、勝つ、勝つ」という長嶋茂雄さんの名句で選手を送り出したが、惜しくも逆転負けを喫した。
史上初めて夕方に開会式が行われ、その直後の第1試合に登場。午前6時に起床し、午前中に打撃練習をこなして球場入りするという慌ただしい1日に。試合終了は午後7時43分。西野貴裕監督は「1日の使い方としてはめちゃくちゃ長いなあと感じました」と振り返った。
2年連続の夏勝利は逃したが、西野監督は「開会式とかいろいろなことがありながら、試合前にグッと行くぞという戦闘モードに入れたところに選手の成長を感じました」と選手をたたえていた。