◆JERAセ・リーグ DeNA5X―4広島(5日・横浜)

 広島は3位・DeNAに痛恨サヨナラ負けを喫した。4―4同点の9回、最後は森浦が踏ん張れなかった。

佐野、宮崎の連打とオースティンを申告敬遠で無死満塁のピンチを背負い、蝦名の犠飛で試合を決められた。敵地では6カード連続の初戦黒星。今季8度目のサヨナラ負けは両リーグ最多。借金は再び10となり、3位まで4ゲーム差に広がった。

 先発・床田が、2年ぶりの1試合3被弾を含む6回途中4失点。初回に先制点、1点ビハインドを背負う5回に逆転で一時は2点リードをもらったが、6月21日の楽天戦(マツダ)以来の8勝目をつかめなかった。

 結果的に継投策が裏目となった。床田が6回に蝦名のソロで1点差に詰め寄られ、なおも1死二塁のピンチで塹江を投入。91球だった床田からスイッチしたが、ワンポイント左腕が代打・フォードを四球で歩かせ、3番手・中崎が桑原に死球で1死満塁となり、京田に同点犠飛を許した。

 打線は初回、右肩肩鎖(けんさ)関節損傷から約3週間ぶりに1軍復帰した中村奨の先頭二塁打を起点に、1死三塁から小園が先制打。1点を追う5回はモンテロの4号ソロで同点、二俣の2号2ランで勝ち越したが、6回以降は得点を奪えず。9回は羽月の先頭安打から1死二塁の好機を生かせなかった。

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