◆パ・リーグ 楽天1×―0オリックス=延長11回=(5日・楽天モバイル)
29日ぶりに1軍復帰し、3番・DHでスタメン出場した楽天・浅村は3打数無安打2四球。延長11回1死からの第5打席で四球を選んだ後に代走・武藤を送られたが、その後黒川のサヨナラ打で武藤が生還した。
4月22日の日本ハム戦で通算300号本塁打、5月24日の日本ハム戦で平成生まれで初となる通算2000本安打、6月5日のDeNA戦で通算2000試合出場と、今季は節目となる記録を達成。しかし自己ワーストの35打席連続無安打や、5月20日の西武戦に欠場して連続試合出場が1346試合でストップするなど調子が上がらず、7月7日にはけがなどの理由以外では13年ぶりに2軍落ちした。
約1か月のファーム暮らしに「若い選手たちとまじっていろんなことを練習してきた。自分の中ではいい時間になったし、新鮮な1か月だった」と刺激を受けた様子。「(2軍に)落ちたときよりも状態を上げて帰ってこれたとは思う。やるべきことは下(2軍)でやってきたつもり」と1軍の舞台に戻ってきた。打席に入る前、スタンドから起きた拍手や歓声について「本当にありがたい限り。声援をくれるファンのために一つでも多く勝てるように、一つでも多く勝ちに貢献できるバッティングを見せたい」と感謝した浅村。これからバットでファンを熱くする。