◆米大リーグ ドジャース―カージナルス(5日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(31)が5日(日本時間6日)、本拠地・カージナルス戦に「1番・指名打者」で先発出場し、2―2の2回1死一、二塁で回ってきた2打席目は、一打同点の好機だったが、痛恨の遊ゴロ併殺打に倒れた。

 初回先頭で迎えた1打席目は、元巨人の右腕マイコラスの直球を捉えると、快音とともに速度108・3マイル(約174・3キロ)の強烈な打球が右中間を駆け抜け、右翼が追いついたが快足を飛ばして二塁を陥れた。

その後はベッツの遊ゴロで三塁に進むと、続くフリーマンの中犠飛で先制のホームを踏んだ。さらに4番マンシーの右翼ソロで2―0とリードを広げた。

 前日4日(同5日)の本拠地・カージナルス戦では、「1番・DH」で先発出場し、4打数1安打2三振。1点を追う9回先頭で右前打を放ったが、ヌートバーの美技に阻まれ、得点には結びつかなかった。チームはわずか3安打ながら、しぶとく2度も追いついたが、惜敗。ロバーツ監督は「翔平もいい打席があったが、7回までの内容がよくなかった。3安打で勝つのは難しい」と嘆いた。

 試合前時点でナショナルズ・ウッドに5差となるリーグ2位の138三振で、21年の自己ワースト189三振を上回る年間197・8三振ペース。7月26日(同27日)の敵地ボストン戦の2打席目から17三振を含む41打席連続ノーアーチで、今季ワーストの「46」も迫っている。

 6日(同7日)には今季8度目の登板で4イングを投げ、ヌートバーとの「侍」直接対決も見込まれるだけに、打撃で弾みをつけたいところだ。

 大谷は、試合前時点での38本塁打はトップと2差のリーグ2位で、9戦ぶりの一発が出れば、3年連続4度目の40号に王手をかける。

編集部おすすめ