◆エイジェックカップ第56回日本少年野球選手権大会 ▽小学生の部決勝 滋賀大津ボーイズ(関西ブロック) 8―4 大阪柴島ボーイズ(関西ブロック)=(8月6日・大阪シティ信用金庫スタジアム)

 公益財団法人日本少年野球連盟(ボーイズリーグ)の夏の日本一を決める大会で、小学生の部の決勝が行われ、3年ぶり10回目の出場となった滋賀大津ボーイズ(関西ブロック)が悲願の初制覇を果たした。前回出場した2022年は、決勝で涙。

リベンジを果たし、滋賀県支部勢で初めて頂点に立った。

 関西ブロック同士の最終決戦を制した。初回に河上主将が右前打。右翼手が後逸する間に、三塁まで進んだ。続く北角は大飛球。中堅手が背走しながらグラブを伸ばしたが、打球はこぼれて先制の適時二塁打となった。その後、西澤の二ゴロ間に1点を追加した。

 2回には三輪の二塁打で3点目。さらに、3回は無死一塁から中根、西澤、澤田の3連打などで3点を加え、序盤で6点をリードした。

 先発したエース・西澤は、2回まで無安打投球。しかし、3回2死無走者から味方の拙守が絡む不運もあり、4点を失った。4回からは女子選手の澤田がリリーフ。

2イニング続けて三塁に走者を背負ったが、要所を締めて得点を許さなかった。

 6回に河上、中根のタイムリー二塁打で2得点。再びリードを広げると、最終回のマウンドには再び、背番号1が立った。2本の安打を許したが、無失点締め。笑顔で仲間と抱き合った。

 悲願の全国初優勝に、河上主将は「うれしいです。練習の成果を出せました。これまでにやってきた努力が報われました」と笑った。

◇両チームスタメン

【滋賀大津】

1 遊 河上

2 中 北角

3 捕 中根

4 投 西澤

5 三 澤田

6 一 東谷

7 左 小林

8 二 三輪

9 右 佐山

【大阪柴島】

1 三 東

2 投 眞野

3 捕 森

4 一 鹿山

5 二 小嶋

6 遊 宮原

7 右 佐々木

8 左 上河

9 中 仲野

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