◆米大リーグ ドジャース12―6カージナルス(5日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャースのM・ベッツ内野手が5日(日本時間6日)、本拠地・カージナルス戦に「2番・遊撃」で先発出場し、3回先頭の2打席目に勝ち越しを演出する左翼線二塁打を放ち、26打席ぶりの安打を放った。6月7日(同8日)の敵地・カージナルス戦以来、2か月ぶりの3安打固め打ちで、「ようやくしっかりとした打球が打てました。

浮かれすぎないようにしたい。これが何日も続けてできるようになったら、その時に喜びたい。明日がどうなるかが大事です」と気を引き締め直した。

 頼れるチームリーダーが久々の快音を響かせた。3回先頭で迎えた2打席目。マイコラスの外角スライダーに食らいつくと、打球が左翼線へ。二塁ベースに到達すると、ブルペンにいた仲間も両手を左右に振るセレブレーションで喜びを表現。ナイン全員が待望の一打を喜んだ。

 また、背中を押すファンの存在への感謝も込めた。打席に入ると、不振脱却を後押ししようと、球場からは「ムーキー」コールが盛大にわき起こる。復調の兆しがのぞいたベッツは「ドジャースファンたちに感謝を伝えたい。とにかく自分にとってとても特別なもの。

今までにああいうことを受けたのは初めてだ。こうした状況のなかでドジャースタジアムが自分の味方でいてくれると感じられることは、非常に心強い」と小さくうなずいた。

編集部おすすめ