◆第107回全国高校野球選手権大会第2日 ▽1回戦 開星6X―5宮崎商=延長10回タイブレーク=(6日・甲子園)

 2時間47分に及んだ激戦をサヨナラで制し、開星が初戦を突破した。野々村直通監督(73)は14年ぶりとなる甲子園通算4勝目に、独特の言い回しで試合を振り返った。

以下は一問一答。

―前田がサヨナラ犠飛

「不器用なんですけど、1番練習する子だったので、最後に意地であそこまで距離を出してくれたのかな」

―タイブレークの経験は

「ないと思う。うちは単調ですから、ぶっちぎりで勝つかボコボコに負けるか。まさか甲子園で。すごい褒めてやりたい」

―継続試合は考えたか

「聞いてはいました。でも、なんでそんなことするんやと思ってました」

―14年前の勝利と違うか

「あの時は、退職までは前のめりに倒れて死んでやろうって思ってやっていました。今は俺を(甲子園に)連れて行ってくれよという雰囲気。まさか(また)この景色の中で、このユニホームを着て勝てるとは」

―14年前と比べて暑さは

「違う。ひりひりする。宿を出る時に女房のちょっと高い日焼け止めを(借りた)。2回塗らないと意味ないよと言われたけど、あんな試合だったから、忘れてた」

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 今大会中、4試合の日は、第2試合は13時45分で継続試合となる。13時30分を過ぎたら新たなイニングには入らない。

13時30分以降に行われているイニングが13時45分を過ぎると、イニング途中でも継続試合となる。

 この日の第2試合・開星―宮崎商戦は、予定時刻より16分遅れの10時46分に試合が始まり、延長10回に入ったのが13時25分。裏の攻撃がスタートしたのは13時30分で、打ち切り12分前の13時33分に試合が終了した。

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