◆米大リーグ ドジャース12―6カージナルス(5日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
ドジャース・大谷翔平投手(31)が5日(日本時間6日)の本拠・カージナルス戦に「1番・DH」で出場し、初回に二塁打で先制の口火を切り、チームを35試合ぶりとなる2ケタ得点での快勝に導いた。4打数2安打、3得点1盗塁でメジャー通算1000安打に王手。
大谷が打線に火をつけた。初回先頭、元巨人の右腕マイコラスの直球を捉え、速度108・3マイル(約174・3キロ)の右中間二塁打。1死三塁からフリーマンの犠飛で先制のホームを踏んだ。大谷の一打で勢いづいた打線はマイコラスを3回KO。計4発で35試合ぶりの2ケタ得点を奪った。
節目の数字に王手をかけた。8回には当たりそこないのボテボテのゴロが三塁へ転がったが、全力疾走で内野安打とした。2戦ぶりのマルチ安打でイチロー、松井秀喜に次ぐ日本人史上3人目のメジャー通算1000安打に王手。この日3得点も記録し、今季105得点は2位と25差でダントツだ。
6日(同7日)の同カードには、今季8度目の登板で復帰後最長4イニングを予定。試合後、ド軍のハイタッチが行われる中、大谷はマウンドでシャドーピッチングを行い“最終確認”を終えた。