◆米大リーグ カブス―レッズ(6日、米イリノイ州シカゴ=リグレーフィールド)
カブス・鈴木誠也外野手(30)が6日(日本時間7日)、本拠地・レッズ戦に「3番・指名打者」でスタメン出場し、7月18日(同19日)の本拠地・レッドソックス戦以来19日ぶりの本塁打となる27号を放った。
2戦ぶりにスタメン復帰すると、初回1死一塁の1打席目にはいきなり左前安打を放った。
1―0の6回先頭で迎えた3打席目。1ボール、2ストライクから先発左腕・アボットのスイーパーを捉えると左翼席に運ぶ27号ソロとなった。打球速度は110・4マイル(約177・7キロ)、打球角度20度の弾丸ライナーで飛距離は379フィート(約116メートル)。本塁打は後半戦初戦だった7月18日(同19日)の本拠地・レッドソックス戦以来、17試合ぶり(出場16試合ぶり)。本拠地は総立ちとなり、誠也もホッとしたように笑顔を見せた。前日5日(同6日)の本拠地・レッズ戦は4月23日(同24日)の本拠地・ドジャース戦以来104日ぶりに休養のため欠場となったが、2戦ぶりの出場でしっかりと結果を出した。
前半戦だけで25本塁打、77打点とメジャー4年目で自己最多をマークした誠也。後半戦初戦に26号を放つなど、2安打3打点で好スタートを切ったが、翌19日(同20日)からは苦しい打席が続き、この日の試合開始前の時点で後半戦は16試合の出場で56打数8安打の打率1割4分3厘、1本塁打、5打点だった。
日本人では松井秀喜(ヤンキース)、大谷翔平(現ドジャース)に次いで3人目で右打者では初となるシーズン30本塁打にもあと3本と迫っている誠也。チームの114試合目での27本塁打は、レギュラーシーズン162試合に換算すると38・4発ペース。