◆米大リーグ ドジャース3―5カージナルス(6日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(31)が6日(日本時間7日)、本拠地・カージナルス戦に「1番・投手、指名打者」で先発出場し、投げては4回2安打1失点、8奪三振と好投。打っても10戦&48打席ぶりとなる39号逆転2ランを放ち、メジャー通算1000安打を達成したが、チームは逆転負けを喫した。

 試合後、取材に応じた大谷は「ホームランの打席はよかった」とうなずき、投打の活躍については「基本的には投げていても投げていなくても、打席とピッチングは別々で考えているので、マウンドでやるべきことと打席でやるべきことはしっかりすみ分けて、切り替えながらいきたいなと思っています」と自己分析した。

 23年9月の右肘手術などから復帰後、今季8度目の登板で最長4回で54球を投げて、2安打1失点8奪三振だった。最速は101・1マイル(約162・7キロ)だった。23年のWBCで同僚だったL・ヌートバー外野手には2打席連続三振と完璧に押さえ込んだ。23年の初対戦時は3打席連続三振を奪っており、通算5打席連続三振となった。

 初回先頭の1打席目には敵失で出塁した大谷。投げては2回まで2イニング連続の3者凡退で抑える好発進を切ったが、3回に2死三塁でセーフティーバントが内野安打になって先取点を与えたが、すぐに自らのバットで逆転した。3回1死二塁の2打席目にカウント1―1から先発左腕・リベラトレのシンカーを左中間席に運んだ。10試合、48打席ぶりのアーチは39号逆転2ラン。打球速度109・5マイル(約176・2キロ)、打球角度33度、飛距離440フィート(約134メートル)の特大弾だった。

 大谷は今後も5イニング以下に投球回数を制限された登板が続く見込みで、ロバーツ監督は試合前に「5イニングを基準で考えている。今後それが変わるかどうかは様子を見たい。

ただ、少なくとも今後、数回の登板では5イニングを超えることはない」と方針を示していた。次回は順調にいけば、13日(同14日)の敵地・エンゼルス戦で古巣初登板となる。

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