第107回全国高校野球選手権(甲子園)は7日、天候不良が予想されるため、午前の部(横浜VS敦賀気比、高知中央VS綾羽)が中止となった。横浜ナインは甲子園の室内練習場で2時間、汗を流した。
横浜の主将・阿部葉太外野手(3年)は打撃練習で快音を響かせた。村田浩明監督(39)が自ら打撃練習を務める中、しっかりとフォームを確認し、鋭く打ち返した。
「監督さんの球は打ちやすいですし、全員がいい打球を飛ばしてすごいなと思う。状態はさらに良くなったと思います。しっかりと一日準備できるので、良い雨になったかなと思います」
前日6日は18歳の誕生日。「監督さんからも『おめでとう』と言っていただきました。18歳になって、甲子園で誕生日を迎えられるというのは、高校球児としてはうれしいこと。今大会もしっかり頑張っていきたいと思います」と決意を新たにした。
早朝から夕刻に試合開始が変わったが「朝と夕方で風や太陽の位置が変わるので、また選手間でミーティングしたり、球場の状態をしっかりと把握して試合に挑みたい」と油断は一切ない。まずは一戦必勝。自らの一振りで、勝利をたぐり寄せる。