◆米大リーグ ドジャース3―5カージナルス(6日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 カージナルスのL・ヌートバー外野手(27)が6日(日本時間7日)、敵地・ドジャース戦に「4番・左翼」で先発出場し、相手先発・大谷翔平投手(31)の前に2打席連続三振に倒れた。23年のWBCで同僚だった2人。

2023年の初対戦時は3打席連続三振を喫しており、これで通算5打席連続三振となったが、ヌートバーは「前回よりは少しだけ良かった。前回は3打席連続三振だったけど、今日は2三振だけだったからね(笑)。だから今回は少しはマシだったと言えるかもしれない」とジョークを交えて振り返った。

 この日、大谷は圧巻の投球。23年9月の右肘手術などから復帰後、今季8度目の登板で最長4回で54球を投げて、2安打1失点8奪三振。最速は101・1マイル(約162・7キロ)だった。ヌートバーは「今日の試合に入る前から、僕は『とにかくコンタクトしたい』と思っていた。でも、それすらできなかったよ」と完敗を認め、前回対戦時との違いについては「正直に言うと、今日は彼の速球が前回よりも強く感じられたよ。100マイルは出ていたけど、それ以上に速く感じた。けが明けでも彼の球はやはりエリート級だ」と舌を巻いた。

 大谷は今後、完全復活に向けて段階的にイニング数を伸ばしていく見込みだ。ヌートバーは「彼が完全に回復して、6回、7回と投げられるようになったら、正直言ってそれはあまり楽しみではないな…」と苦笑いを浮かべていた。

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