◆パ・リーグ 西武2―0日本ハム(7日・エスコンフィールド)
日本ハムの松本剛外野手が、2回に右手に死球を受け負傷交代。札幌市内の病院で診察を受け、「右手中指の打撲」と診断された。
松本剛は顔付近に来た西武・今井の152キロを後ろに体を反らしてよけたが、残っていたバットを握る右手に直撃。バットと指が挟まれるような形になった。痛みにしゃがみ込み、駆けつけたトレーナーとともにベンチ裏へ。新庄監督は時間をかけず、すぐに交代の判断を下した。
試合後、報道陣の前に姿を見せた新庄監督は「松本くん、セーフ」と第一声。骨折が心配されていただけに「気合で『折れてない』って叫びながらレントゲン撮ってこいって(笑)。耐えましたね。骨折したらもう(今シーズン)終わりですからね。あのボールはなかなかよけれん、打ちにいったらね。152キロ? もうアイスノンで冷やしてもらおう(笑)。でもよかった」と安堵(あんど)した。
松本剛は不振のため6月13日に抹消され、2軍での再調整を経て7月29日に1軍に復帰。復帰後は6試合で3度のマルチ安打をマークするなど好調だった。