◆JERA セ・リーグ 巨人2―3ヤクルト(7日・東京ドーム)

 体の開きを抑え、左足にためたパワーをバットに乗せた。0―0の3回2死三塁。

泉口は高めの111キロチェンジアップを引きつけ、左前へ先制適時打を運んだ。田中将が二塁打とタッチアップでチャンスメイクし「マーさん(田中投手)が打って走ってチャンスを作ってくれたので、先制できて良かった」。2戦連続タイムリーで、3番打者の仕事を全うした。

 ヤクルト先発は青学大の20学年先輩にあたる石川。2打数無安打に封じられた昨年8月4日(東京D)以来、2度目の対戦だった。早出特打では左投手の110キロ前後のカーブに設定されたマシンから中堅方向を中心に快音を連発。緩急を自在に操り「大学の大先輩で尊敬しています」という大ベテラン左腕から初めてHランプをともした。

 吉川を抜いてチーム単独トップに立つ94安打目をマーク。打線に不可欠な存在となった男の勢いはまだ止まらない。

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