◆第107回全国高校野球選手権大会第3日 ▽1回戦 広陵3―1旭川志峯(7日・甲子園)

 広陵が接戦を制した。エースの堀田昂佑投手(3年)が好投。

攻撃陣は先取点を許した直後の4回に、すぐに追いついた。3番・高橋海翔右翼手(2年)が右中間への三塁打。相手の中継プレーが乱れる間に一気に生還した。6回に4番・草島絃太一塁手(3年)が勝ち越しの左犠飛を放つと、7回にも犠飛で追加点を奪うなど堅実な攻撃で接戦を制した。

 1月に部内で暴力事案が発生。高野連から厳重注意を受けていたことが大会直前に明るみになった。騒動に揺れながら迎えた初戦。中井哲之監督は試合前、初めて騒動について語り「応援してくださる方もたくさんいる。生徒の頑張る力を信じたい。反省すべきことは反省して大会を迎えています。目の前の試合を全力でプレーするだけです」と選手をグラウンドに送り出していた。

 直前の叡明(埼玉)―津田学園(三重)の試合が延長12回タイブレークを経て午後7時2分に終了。

わずか27分後の午後7時29分プレーボールだった。試合終了は午後9時15分。試合終了が午後9時を過ぎたのは史上5度目で、歴代5番目に遅いゲームセットとなった。

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