◆パ・リーグ 日本ハム0―2西武(7日・エスコン)

 西武・高松渡内野手が西武3年目のシーズンで待望の移籍後初安打をマーク。「自分が決めようというよりは後ろにつないでなんとか塁に出ようという気持ちで」と白い歯を見せた。

 両軍無得点の7回1死一塁で一塁走者・村田の代走として出場。8回2死一、二塁の第1打席で金村のスライダーを一、二塁間に転がし、俊足を生かして内野安打で出塁。2死満塁とチャンスを広げ、続くデービスの決勝打を呼び込んだ。

 今季は主に代走としてここまで14試合に出場し、昨年を上回る13打席に立つも無安打。「去年とかまでなら打席数も少なかったのでしょうがないかなというところがあったんですけど、今年は打席に立つことも何回かあったので、悔しい思いはあった」。1点を争う場面で起用されることも多いスプリンターはここまで5度の盗塁を決め、成功率は100パーセント。「塁に出たら相手からしたら嫌だと思うので、少ないチャンスでも塁に出てできるタイミングであれば盗塁したい。アピールできたら」と意気込む。

 高松は17年ドラフト3位で中日に入団し、23年途中にトレードで西武に移籍。今季はファームで29試合に出場して10盗塁、打率2割9分7厘の成績を残し、13日の古巣・中日戦(ベルーナD)から今季初めて1軍に合流していた。

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