◆JERAセ・リーグ 中日8―3阪神(7日・バンテリンD)

 阪神・中川勇斗捕手がうれしいプロ1号だ。

 0―1の2回1死、中日・金丸の直球を振り抜き、左翼へ一時同点のソロ。

高卒4年目、通算21打席目で初アーチとなった。「真っすぐが強いピッチャー。その真っ直ぐを空振りか、ファウルにならないように。打った瞬間、完璧だった」。プロ初の5番起用にも「あ、5番か。俺か」と意識せず、初球から積極的にスイングをかけた。

 昨年の秋季キャンプから外野にも挑戦している若武者。初回は左翼の守備で失策があっただけに「それを取り返したかった。うれしいというか…。そういうあれはあんまりなかった」と素直に喜べなかったが、地元・愛知での快音。「家族全員がきているはずです。いいところを見せられて、よかった」と胸を張った。

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