◆JERA セ・リーグ 巨人2―3ヤクルト(7日・東京ドーム)

 巨人がシーソーゲームでヤクルトに敗れ、4連勝ならず、再び「借金1」となった。日米通算199勝目を目指して約3か月ぶりに1軍で先発した田中将大投手は、勝ち投手の権利を得たが6回途中104球で降板し、救援の船迫大雅投手が適時打を許して同点とされ、3安打2失点(自責1)で勝ち星はならなかった。

同点で迎えた8回、ヤクルトに勝ち越され敗れた。

 試合後、杉内投手チーフコーチは、田中将から船迫への継投について「球数、バッターの中村(悠)くんとの相性も考えて、バサマ(船迫)という選択をしたと。もちろんあの回までという気持ちはあったんですけど、もし(田中将に)次の登板があるならと考えた時に、110球以上いっちゃった場合はどうするんだろう、というのも考えながらやっていました」と説明した。

 その上で、船迫が許した左前適時打を「あれが正面に飛んでいけば普通のサードゴロですから、あれを責めるのはちょっと酷ですね。注文通りのゴロを打たせて、(野手の)間を抜けちゃったという感じですから仕方ない。バサマは責任を感じてますけど、あれをこっちが責めるわけにはいかない」とかばった。

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