◆JERAセ・リーグ 中日8―3阪神(7日・バンテリンドーム)
中日の金丸夢斗投手が10度目の先発で、待望のプロ初勝利を挙げた。首位・阪神打線を相手に8回6安打3失点と好投した。
先制点をもらった直後の2回に中川にプロ1号の同点ソロを献上。勝ち越した直後の3回にも中野の同点打を許した。5―2の4回には佐藤輝にバックスクリーンに飛び込む29号ソロを被弾。初回以外は毎回走者を背負う苦しい展開だったが、6~8回は3者凡退と修正した。
粘投する左腕に、打線も奮起。6回までに今季最多タイの8得点の猛援護で、ドラ1左腕の初勝利をアシスト。投打がかみ合い、チームは連敗を2で止めて、4位に浮上した。
【ヒーローインタビュー】
―おめでとうございます
「ありがとうございます」
―お立ち台は
「もっと早く上がりたかったけど、やっときょう勝つことができて良かったです」
―チームもファンも待っていた。前回は悔し涙もあったが
「この前は完全に自分のせいだったんですけど、きょう絶対にやり返すという強い気持ちを持って、マウンドに上がりました」
―打線が先制点を取った
「先制点をとってくれて、自分も楽に投げられたし、序盤はバタバタしたけど、要所要所でしっかり抑えることができたのでよかったです」
―阪神打線は
「すごいし、応援も圧を感じたので、何とか抑えられてよかったです」
―6~8回は三者凡退だった
「もっと最初からできればよかったけど、次は序盤からしっかり抑えられるように頑張りたいです」
―途中からは乗ってきた
「そこが自分の持ち味でもあるので、疲れてきても球威の落ちないような投球をこれからもできるように頑張ります」
―途中、監督とも話していた
「序盤がばたばたしていたので、『いつ代えてやろうかと、そわそわしている』と言っていたので、何とか後半まで投げることができたので良かったです」
―投げたいと言った
「はい、言いました!」
―ここ2試合は8回に逆転されていたが、そこも抑えた
「ここを抑えないとこれからはダメだと思うので、こういう投球ができるように次にもしっかりと準備していきます」
―初勝利の喜びとボールもある。両親も来ている
「ずっと試合を見に来てくれていたので、なかなかいい姿を見せられず、悔しかったけど、10度目の正直で勝つことができたので、いい姿を見せられたんじゃないかなと思います」
―ボールもプレゼントする
「はい、そうですね」
―ファンにメッセージ
「今まで期待に応えられなかったので、もっと期待に応えられるように頑張りたいし、声援がとても力になっていい投球ができました。今後とも応援をよろしくお願いいたします」