◆米大リーグ パイレーツ―レッズ(7日、米ペンシルベニア州ピッツバーグ=PNCパーク)

 パイレーツのポール・スキーンズ投手(23)が7日(日本時間8日)、本拠地・レッズ戦に先発し、6回97球を投げて7安打無失点、8奪三振の好投を見せ、7勝目(8敗)の権利を持って降板した。試合前に2・02だった防御率は1・94となり、1点台に突入した。

 粘りの投球を見せた。初回は1死一、二塁のピンチを迎えるも、ヘイズを二ゴロ併殺打。3回は2死一、二塁でデラクルスから空振り三振を奪った。3者凡退は2回の1イニングのみだったが、要所を締める投球で本塁を踏ませることはなかった。最速は100・2マイル(約161・3キロ)をマークし、スイーパー、チェンジアップ、シンカーなどを効果的に使ってレッズ打線を翻弄した。

 昨季デビューして新人王に輝いたスキーンズ。今年7月は5登板で失点したのはわずか1試合で、4試合が無失点と圧巻の投球を見せた。7月終了時点で防御率は1・83だったが、8月2日(同3日)の敵地・ロッキーズ戦で6回途中5安打4失点で3登板ぶりに失点し、防御率は2・02だったが、再び好投を見せた。

 黒星が先行しているとは言え、防御率は両リーグ唯一の1点台。162奪三振はリーグ3位、WHIP0・92と被打率1割9分2厘は同2位、とサイ・ヤング賞候補筆頭の成績を残している。ナ・リーグでは9勝で防御率2・64のウィーラー、10勝で2・40の(ともにフィリーズ)、10勝で2・51の山本(ドジャース)らも好成績を残してサイ・ヤング賞候補に挙がっている。

編集部おすすめ