◆プロ・アマ交流戦 巨人3軍0―0城西大=9回=(8日・ジャイアンツ球場)
昨年4月に受けた「左肘内側側副靱帯(じんたい)再建術」(通称トミー・ジョン=TJ手術)から復帰した、巨人の育成・代木大和投手が城西大戦に先発。復帰後最長となる3回で42球を投げ、2安打無失点3奪三振と好投した。
最速151キロをマークした直球にカーブ、ツーシーム、カットボールを織り交ぜながら投球を組み立てた。カウント球、勝負球など状況に応じて直球の球威にも強弱をつけ、「150キロちょっと出ていたみたいなので、メリハリをつけて投げられているかな、というところはある。3イニングでいろいろな球種を試す中で、ストライク、ボールを投げたり、組み立てはすごく出来ているなというのは感じています」と振り返った。
支配下選手への昇格期限は7月末のため、今季中の支配下復帰はならなかったが、今後は先発としてイニングを伸ばしながら登板を重ねていく。次回登板へ向けては「出力の強弱はつけられているので、そこはいいなとは思っています。課題かなと思うのは、フォームの再現性を高めること、クロス(右打者の内角へ)の真っすぐとカットボールの精度と質というところになるかなと思います」と、冷静に分析した。