◎エイジェックカップ第56回日本少年野球選手権大会(8月7日・大阪シティ信用金庫スタジアム)

◆中学生の部 決勝

東海中央ボーイズ(愛知県中央支部)

 010 500 1=7

 001 000 0=1

松戸中央ボーイズ(千葉県支部) 

【東】河村、水野、金崎、高山、金本、安藤奏ー近藤

【松】野澤謙、安斎、常田、田中ー成

▽二塁打=近藤、戸松、河村、加藤(東)竹下、佐藤魁(松)

 東海中央が初めて選手権の頂点に。23年の春に続く2度目の日本一だ。

春季全国大会を制した愛知尾州(愛知県西支部)に続き、25年の全国大会は春夏とも中日本ブロック勢の優勝となった。

 決勝で12安打7得点、守っては1失点と投打がかみ合い完勝。荻田主将は「最高です!」とシンプルな言葉に感情を込めた。

 2回、伊藤の左前打を足がかりに近藤の適時二塁打で先制。同点の4回には1死満塁と攻め、河村の押し出し四球後に狩野、荻田の連続2点打で一挙5得点した。2安打2打点で勝利に貢献した1番・狩野は「初球からガンガンいって、チームを乗せる意識だった。楽しさの方が大きかった」と目を輝かせた。

 投げてはエース・河村が「プレッシャーもありつつ、楽しめた」と5回1/3を、スクイズで許した1失点のみの好投。以降を5投手が無失点リレーで逃げ切った。春の中日本王者が、夏の全国頂点まで到達。荻田は「残る大会も全部優勝して締めくくりたい」と早くもチャンピオンの誇りを示した。

 〇…松戸中央は惜しくも準優勝に終わった。

1点を追う3回、佐藤魁の右越え二塁打を足がかりに、無死一、三塁とすると落合がスクイズを決め同点に。ベンチは盛り上がったが、その後、相手に突き放された。

 準決勝で初回に8得点するなど、大会を通じ躍動した打線が沈黙。それでも常田主将は「この1週間、仲間たちと戦って決勝にこれたことはいい思い出です」とすがすがしかった。

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