◆JERA セ・リーグ DeNA2―12巨人(8日・横浜)

 巨人が3月29日のヤクルト戦(東京ドーム)以来の2ケタ得点、同28日の開幕戦(延長10回)の17安打を上回る今季最多安打でDeNAに大勝。先発の山崎伊織投手は7回6安打1失点、110球で9勝目を挙げた。

 巨人は初回1死から佐々木俊輔外野手が中前打、泉口友汰内野手の一ゴロで佐々木が二塁封殺も、遊撃・京田陽太内野手の一塁への送球が悪送球となってカメラマン席に入り、テイクワンベースで泉口が二塁に進み2死二塁。ここで、キャベッジ外野手が詰まりながら左前に落ちる安打を放ち、二塁から泉口が帰り1点を先取した。

 さらに2死一塁から甲斐拓也捕手も詰まりながら中前打で続き、甲斐の二塁盗塁で二、三塁、スタメン出場の中山礼都内野手は四球を選び2死満塁となったところで、リチャード内野手が左前タイムリーを放ち、2点を追加。門脇誠内野手も左前打したが、二塁から本塁を狙った中山は左翼からの好返球でタッチアウトとなった。

 3点の援護をもらった山崎が2回に1点を返された。先頭のオースティン内野手に左前打、山本祐大捕手には中前打と連続安打を許し無死一、二塁。続く林琢真内野手の当たりは右翼ポール際のフェンス直撃の安打だったが、オースティンは三塁ストップで無死満塁。京田の遊ゴロでオースティンがかえり1点目。なおも1死一、三塁でジャクソン投手の送りバントで二、三塁とされたが、桑原将志外野手を空振り三振に打ち取り、1失点で切り抜けた。

 巨人が4回に3点を追加した。先頭の中山が死球で出塁。1死から門脇が右翼線二塁打を放ち1死一、三塁とし、山崎の三塁線へのバントは三塁走者が本塁を突けなかったが、三塁・宮﨑敏郎内野手の失策を誘い1死満塁。

丸佳浩外野手は右犠飛を放ち、4点目。さらに、2死一、二塁から佐々木が右中間を破る2点三塁打を放ち、リードを5点に広げた。

 5回の巨人はキャベッジが右前打、1死から暴投で二塁に進み、中山が四球、リチャードは死球で満塁となったが、門脇は二ゴロで本塁封殺、山崎は空振り三振で追加点はならなかった。

 巨人が6回にDeNAの2番手・ドラフト4位ルーキーの若松尚輝投手から4点を追加した。丸が左前打、佐々木は右前打、泉口は左前打と3連打で無死満塁とし、キャベッジの中前適時打で7点目。甲斐の二ゴロで8点目を挙げると、1死二、三塁から中山の右前タイムリーで9点目。2死一、三塁から門脇も遊撃内野安打を放ち、10点目を奪った。

 巨人は7回にもDeNAの3番手、プロ初登板の橋本達弥投手から2点を追加した。先頭の丸が中前打、1死から泉口が右翼線二塁打、キャベッジが申告敬遠での1死満塁で甲斐が左前タイムリーを放ち11点目、中山の二ゴロで、3月29日のヤクルト戦に並ぶ今季最多得点タイの12点目を奪った。

 山崎は失点した2回以降、3、4、5回をいずれも3者凡退。6回は1死から佐野恵太外野手に右中間二塁打、宮﨑の遊ゴロで2死三塁、オースティンは四球で一、三塁とされたが、山本を中飛に抑え、7回は先頭に安打されたが後続を打ち取り、7回まで6安打1失点、110球で降板した。

 山崎に代わって8回は菊地大稀投手が登板し1安打されたが無失点。

9回は馬場皐輔投手がマウンドにあがり、先頭のオースティンに中越え二塁打、戸柱恭孝捕手の左前打で無死一、三塁とされ、林の二ゴロ併殺打の間に1点を返され、神里和毅外野手には左翼フェンス直撃の三塁打を打たれたが、最後は石上泰輝内野手を空振り三振に打ち取りゲームセット。

編集部おすすめ