◆第107回全国高校野球選手権大会第4日 ▽1回戦 横浜―敦賀気比(8日・甲子園)

 第3試合は横浜が4点をリードした4回無死一、二塁で雨のため中断した。

 4回表の敦賀気比の攻撃中に雨が降り始めると、徐々に雨脚が強まり、4回裏の横浜の攻撃中の17時14分に中断。

銀傘を雨がたたき、マウンドと本塁付近にはシートがかけられたが、内野はあっという間に水が浮き始め田んぼのようになった。

 17時31分、白いスポンジを手にした阪神園芸の精鋭6人が登場すると、場内では拍手が巻き起こった。

 17時44分、大会本部からは、この試合が続行される場合、5回終了時のグラウンド整備とクーリングタイムを実施しない旨、アナウンスがあった。

 17時57分にマウンドにかけられていたシートが外されると、18時3分には両校ナインがグラウンドへ戻りキャッチボール、アップで再開に備えた。三塁側の敦賀気比アルプス席からは「幸せなら手をたたこう」の合唱が起こり、スタンドではそれに合わせて手拍子が打ち鳴らされた。

 田んぼのようになっていた内野部分は一塁、二塁、三塁、遊撃の守備位置に砂が入れられて一、三塁線にラインが引かれて準備万端。整備が終わるとスタンドから拍手が沸き起こった。1時間7分の中断の末、4回裏無死一、二塁で18時21分に合が再開され、外野の照明が点灯された。

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