篠塚利夫、元木大介、岡島秀樹。どの選手も巨人で実績を残しており、知らない人はいないだろう。

 3人に共通しているのは、入団時に「37」を背負ったこと。銚子商(千葉)出身の篠塚は75年のドラフト1位、上宮(大阪)の元木は90年の1位、東山(京都)の岡島は93年の3位と大きな期待をかけられて「37」をつけたが、3人とも入団1年目には1軍出場を果たしていない。

 後に「安打製造機」と称された篠塚は「37」の3年間でわずか7安打。79年に「6」になってから活躍が始まった。元木も3年間の「37」の後、「2」になってから1軍に定着。岡島も98年の「28」昇格後に力を発揮した。

 「37」を一番長く背負ったのは、斉藤宜之の8年間。横浜(神奈川)から94年ドラフト4位で入団し「94」を1年「58」を4年つけた後、00年から「37」になった。02年、03年はともに109試合に出場し、それぞれ打率3割1分、2割8分9厘と存在感を放った。

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