◆JERAセ・リーグ 中日2―3広島=延長11回=(8日・バンテリンドーム)

 中日は、延長11回に勝ち越しを許し、連勝を逃した。

 2―2の延長11回。

マルテが先頭の坂倉に中堅への二塁打でいきなりピンチを背負うと、犠打で三塁に。続く二俣への初球を暴投し、勝ち越しを許した。これが決勝点となった。

 4番・細川の起死回生のアーチも勝利には結びつかなかった。2点を追う9回1死二塁。森浦の初球を完璧に捉えた。139キロのチェンジアップを強振し、左中間スタンド中段へたたき込んだ。快音とともに大歓声に包まれた確信の11号2ランで試合を振り出しに戻した。なおも1死から、チェイビスが四球を選ぶと、石伊が中前打で2死一、二塁とつないだ。龍空が146キロ直球を右前に運び、二塁走者のチェイビスがホームを狙ったが、タッチアウト。井上監督がリクエストしたが、判定は覆らなかった。

 延長10回には2死三塁のサヨナラのチャンスで岡林が二飛に倒れて無得点に終わった。

勝ち越しを許した直後の延長11回には、栗林から2死一、二塁と好機をつくったが、最後は代打・中田が空振り三振に倒れた。

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