◆JERA セ・リーグ 阪神1―3ヤクルト=延長12回=(8日・京セラドーム大阪)
ヤクルトは延長12回までもつれ込んだ熱戦を制し2連勝とした。増田珠外野手が1―1の12回2死満塁から中前に2点打を放ちケリをつけた。
土壇場の9回に内山の左翼線二塁打でチャンスをつくり、村上の右飛で1死三塁。ここでオスナが放った二ゴロの間に三塁走者・岩田が生還し同点とした。
投げては高梨裕稔投手が7回4安打1失点の力投。その後も、小沢、荘司、大西、矢崎、星とつないで逃げ切った。終盤までは苦手としている伊藤に封じ込められたが、9回に見せた粘りから延長戦で見事な逆転勝ち。高津臣吾監督は「攻撃陣はなかなかうまくいかなかったね。ただ、高梨があそこまで1失点でいったことと、リリーフがしっかりつないで、1―0で9回にいったのが非常に大きかったのかなと思いますね。しんどいゲームを取れたので良かったと思います」と奮闘のナインをたたえた。
右の代打の切り札として結果を出した増田については「スタメンでは使わないよ(笑)。非常に相手にプレッシャーかけることもできるし、先頭で使ったところでもランナーたまったところでもいけるし、右の代打としてね、非常に重宝していますよ」と賛辞を贈った。