◆JERA セ・リーグ 阪神―巨人(31日・甲子園

 巨人は30日に25歳の誕生日を迎えた横川凱投手が2勝目を目指して先発。3回に四球と2連打で1点を先取され、5回まで5安打1失点。

打線は2回の無死二、三塁の好機を生かせないなどあと一本が出ず、阪神の先発・才木浩人投手に5回4安打無得点に抑えられている。

 巨人は初回、1死から泉口友汰内野手が12試合連続ヒットとなる中前打で出塁したが、3番に入る岡本和真内野手は二飛、4番・岸田行倫捕手は中飛に終わった。

 2回の巨人は吉川尚輝内野手が中前打、6番でスタメン出場の中山礼都内野手が左翼線二塁打で続き無死二、三塁をチャンスを作ったが、リチャード内野手の二直で二塁走者の中山が飛び出し痛恨の併殺。後続も倒れ、絶好の先制の好機を生かせなかった。

 横川は1回を3者凡退。2回は佐藤輝明内野手が先頭で中前打、大山悠輔内野手には四球で無死一、二塁。熊谷敬宥内野手の送りバントは横川が好フィールディングで三塁封殺し、1死一、二塁。小野寺暖外野手の左前打で満塁とされたが、坂本誠志郎捕手を三ゴロ併殺打に仕留め、無失点で切り抜けた。

 しかし横川は3回に先取点を許した。1死から近本光司外野手に四球、中野拓夢内野手には左前打された1死一、二塁から、森下翔太外野手に左前タイムリーを打たれ、1点を奪われた。

 1点を追う巨人は4回、岡本が先頭で右翼線二塁打したが、岸田は左飛、吉川、中山は連続で空振り三振に打ち取られ、2回に続いて無死の走者を生かせなかった。

 4回の横川は大山、熊谷を連続で空振り三振、小野寺も見逃し三振と3者連続三振で抑えた。

 5回は先頭の坂本に左前打、才木の送りバントを横川が二塁に送球し(記録は犠打野選)無死一、二塁。近本を左飛、中野は二ゴロ併殺打に抑え、追加点は許さなかった。

 横川の投球について杉内俊哉投手チーフコーチは「投げている球は悪くないけれど、四球からの失点は良くないね。コースを狙いすぎず、相手バッターを振らせることをイメージして投球してほしい」と話した。

編集部おすすめ