西武の24年ドラフト5位・篠原響投手(18)=福井工大福井=が5日からのロッテ3連戦(ベルーナD)で先発として1軍デビューすることが8月31日、分かった。今季の高卒新人一番乗りでの白星を目指す。
2軍では主に先発で15登板で8勝4敗、防御率2・17。70回2/3で与四死球11の制球力が光り、デビューから打者72人連続与四死球なしをマークした。身長178センチと決して大柄ではないが、西口監督も「どの球種でもストライクが入る。数年後には先発ローテに入ってるかも」と素質を高く評価。球団は将来のエース候補として期待する。7月20日にはフレッシュ球宴にも出場し、1イニングを投げ2つの空振り三振を奪った。
今季の高卒新人では日本ハムの二刀流ルーキー・柴田が登板したが白星を挙げた投手はいない。球団の高卒新人で初登板初勝利となれば、99年松坂大輔以来26年ぶりとなる。プロでの第一歩を踏み出す試合で、西武の秘密兵器がベールを脱ぐ。